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ダイアリーを継ぐもの

余命最大6ヶ月

余命宣告。余命最大6ヶ月だという。
肝臓癌との事だ。
肺にも水が溜まるようになった。肺が狭くなり息がつまる。
体の各部が日を増すごとにむくんでいる。
日によって意識はあまりない。



ちなみにこれらは私の親父の事だ。


4月頭から大動脈瘤が破裂しそうという事で、近場の総合病院に入院している。
動脈瘤は破裂せずに安定しているのだが、今日、担当医との面談にて癌による余命告知だった。


何年も前から認知症な事もあり足腰は不自由していたし、年々衰えていたので、いつかは来るであろう親父の死は予感していた。
しかし、癌による余命宣告来るとは思っていなかっただけに、少し驚いた。
良くも悪くも我が家を騒がせてくれていた親父があと数ヶ月で冷たくなり反応もしなくなってしまうと思うと、やはり寂しい気がする。
目の前の親父が、これはからは死に行くものという意識がどうしても強くなってしまう。


私はそれほどショックは無い。ショックは無いが、体がむくみ日に日に弱々しくなる親父を見ていると痛々しいものがある。もはや、私の事も分かっていないのかもしれない。
お袋の方は私よりも随分と落ち込んでいるような……感じがする。


お袋とも話したが、癌についての延命処置はしない事にしている。
体力的に手術は無理だし、抗がん剤などで延命処置をしても本人が苦しむだけだ。
残りの数ヶ月は、楽に死なせてあげたい。


今日はどことなく雰囲気が暗くなった我が家だった。
まぁ、こんな時は、ひときわ美味しいケーキを食べて気分を盛り上げるのが良いだろう。