父の死は告別式が終わるまで近親者以外にはあまり公にしない方向でした。
理由は、
葬式の負担を、内外共に減らしたい。
です。
お葬式を行う事は行う人は元より、参列者にも負担をかけます。
なるべくコンパクトかつ内外が納得のいくようなお葬式にする事が今回の方針でした。
父死亡
6月21日(木)19時頃、父が病院で死にました。
肝細胞癌でした。
長く苦しむ事も無く息を引き取る事が出来ました。
入院〜死亡
入院は2ヶ月ほど前。
自宅ベットで苦しむ父を母が見て、大動脈瘤が破裂しそうと判断し救急車を呼ぶ。放置していたら恐らくその時に死んでいたでしょう。
入院をして大動脈瘤自体は破裂する事はなかったのですが、別の病気が判明。それは……、肝臓癌。大動脈瘤なのに、看護師の人が癌に使用する薬の名前を言っていたので、変だなと思い医者に聞いてみたところ肝臓癌でした。
半年以上前にも父が足の骨折にて入院をしていたのですが、その時既に肝臓癌と判明していたらしい。……が、医者サイドが黙っていたらしい。まぁ、仮に肝臓癌と半年以上前に分かったとしても、糖尿病・高血圧・認知症他を抱えていましたし、体力的にも手術は難しかったとは思います。
けれど、隠し事は良くないよ。
およそ2ヶ月前に聞いた予定外の癌告知。
そして、近いであろうと予想をしていながらも不意を突かれたような突然の死。
鈍い私でも、それなりに胸迫るものが有りました。
歳は8x歳。晩年、多くの病気を抱えていた割りには、母の献身的な看病により平均年齢よりも長く生きることが出来ました。
看病で相当に苦労をしていた母も、これで解放されます。今後は、自分の時間を過ごすことが出来るでしょう。
通夜無し
通夜は行わない、コンパクトな家族葬（1日葬）。
席は親族分しか用意していません。
告別式
27日(水)の午前中に告別式を行いました。
外は晴れ。気温は20℃前後で、良い天気でした。
場所は市で経営されている火葬場・式場。葬式代を抑えられるのがメリットです。
デメリットはメリットの為、式場の空きが数日にわたり埋まっており、死亡〜火葬までに間が開いてしまう事です。年末などはもっと混むようです。
会場が開くまで、ドライアイス費用などがかさみます。
ちなみに使用するドライアイスはずっしりと重かった。1日に10kg以上のドライアイスを使っているのではないでしょうか。
大手の場合、式場を自前で持っているので死亡からすぐに行う事が出来ます。その代わり、葬式代はぼったくられて相当高くなります。
今回、頼んだ葬祭屋さんは数年前に毎日新聞に掲載されていた「ゆとり葬祭」です。
千葉県船橋市、市川市、浦安市、東京都の葬儀なら格安葬儀トータルプランの「ゆとり葬祭」へ
老舗の葬儀屋さんでもなく、大手でもありません。別業界からの進出で、葬儀屋のマージンの多さに疑問を持ち立ち上げたそうです。
始めた当初は家族葬や1日葬は多くなく、既存の葬儀屋からかなりの反発を受けたそうです。
ですが、最近の葬式（告別式）の流行は家族葬のようです。
都会周辺ですと、家族葬をもっとコンパクトにした1日葬も多いです。
お別れ
お棺にお別れの花や果物を入れました。
お棺いっぱいの花が敷き詰められ、とても良かった。
最後に冷たくなった父の額を触ったら、「嗚呼、やはり死んでるんだな……。」と、涙腺が緩みました。
まぁ、格好が悪いので泣きません。
火葬
火葬所へ行き、ガスで燃えました。
考える間もなく、さくっと火葬されたので、胸にせまる事はありませんでした。
喪主の母が、挨拶。難しい事ではなく、ここ数年の父について3分程度話して終了。これで良いと思います。
寿司やらビールなどをしながら骨になるのを待ちです。
その折、お香典を貰ったり、香典返ししたりでした。
収骨
火を点けられてから1時間20分程度で骨になりました。
両足に金属やら人工関節が入っていました。
骨はかなりボロボロになり、あまり形をとどめていません。
箸で骨を骨壺へ入れて、その他参列者へバトンタッチ。
骨壺を持って最後参列者へ軽く挨拶をしてから、慌ただしくタクシーで自宅へ帰宅。
デジ一を持って行ったのだけれど、集合写真を撮る機会を失い残念だった。
ご香典
あまり公にしていなかったにも関わらず、結構なお香典を頂きました。
49日の香典返しに向けて、頂いたお香典を明日にでもまとめます。
祭壇
自宅に簡単な祭壇を設置。
49日の8/8に納骨予定です。
それまでは、祭壇へ骨壺などを設置します。
費用
お坊さんへの御布施を含めて、〜70万円で収まりそうです。
最近のお葬式（告別式）は、50万円くらいのコンパクトなのが多いようです。
経済状況の低迷からか、100万以上かけるような一般葬からシフトしているようです。
