劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』レビュー - .SilverFox//Diary―“unlimited blog works”

I am bone of my sword.
体は剣で出来ている。
Steelis my body, and fireis my blood
血潮は鉄で、心は硝子。
I have created over athous and blades.
幾たびの戦場を越えて不敗。
Unaware of loss.
ただ一度の敗走もなく、
Nor aware of gain.
ただ一度の勝利もなし。
With stood pain to create weapon swaiting for one's arrival.
担い手はここに独り剣の丘で鉄を鍛つ。
I have no regrets.This is the only path.
ならば、我が生涯に意味は要ず。
My whole life was"unlimited blade works."
この体は、"無限の剣で出来ていた"。

2010/01/23の公開日に見てきた劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』のレビューです。
初日だけあって満員のようでした。

UBWは遠坂凛ルートであり、衛宮士郎のルート。
TV版のFateは2クールだったのに対して、劇場版Fate-UBWは2時間という映画の枠で表現。2時間という縛りの中でうまくまとめてありました。端折れるところは思い切り端折って、魅せるところに時間を割いています。
「起承転結」ならぬ、「起」の無い「承転結」な展開といったところでしょうか。
原作ゲーム（Fate/stay night（PC・PS2版））、少なくともTV版Fate並の知識は無いと話が分からないでしょう。
ちなみに私は、TYPE-MOONの作品を一通りなめている。

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魅せられるシーンは、

衛宮士郎（エミヤ＝シロウ）の心象風景
バトルシーン
ランサーが実は一番「漢」

刻印移植とか

期待していた刻印移植は、TV版みたいに誤魔化されていますｗ
代わりにといってはなんですが、セイバーがキャスターからルールブレイカーで使役された後は……よかったです。

マスターは超人？

サーバントの戦闘力は物にたとえると戦闘機並み。今更ながら思うのだけれど、UBWルートのマスターはサーバントよりも強いのでは！？と思うくらい、サーバントと良い勝負をしたり、生きのびていました。特にシロウの運動神経の良さや剣の腕前とか異常な回復力に対しての説明無し（忘れ去られているアヴァロンの存在）とか、見ながら突っ込みたいところでしたが、理論的なところは原作で補完してと察しました。

ランサーVSアーチャー

ゲイボルグとローアイアスでの攻防戦。
改めて動いているところを見ると良いものですよ。

アーチャーVSシロウ

理想に溺れて溺死しろ

今の世の中、シロウみたいに自分よりも他人の命を優先する人はどれほどいるのかな。
「正義の味方」という理想を追い求め、絶望した未来との戦い。
正義という理想を貫くという事は、きれい事だけじゃ済まない訳です。ガンダムなどに見られる、どちらも正義が存在するとき、何を正義とするのか。自分が正義と認識した物以外は排除すべきなのか。
結局のところ、理想に絶望したアーチャーと理想に向かうシロウとでは経験値自体が異なるので難しい問題ですね。
迷い・不安といった負の感情は膨らむとアーチャーみたいに重傷になってしまう。なので、メンタルケアは必要ですよと。

ランサーに惚れる

ランサーに惚れます。ランサーの方が真の正義の味方なのではと思うくらい。
ランサー出番は多くはないのですが、ひょろっと登場してとっても美味しいところで「漢」を魅せてくれます。凛に手出ししようとした慎二を迷いもなくサクッ！私もゲイボルグでサクッ！！と刺されそうなくらいにカッコイイ。

言峰綺礼

Fate/Zeroから裏で暗躍していた割にはサクッと。

セイバーVS小次郎

エクスカリバーVS秘剣燕返しの対決。
小次郎は邪魔をしたいのか手助けをしたいのかよく分かりません。

普段着ギルガメッシュ

改めて見て、ギルガメッシュは最初から最後まで余裕をかましすぎだったんですね。
シロウを倒せる場面は何度もあったにも関わらず、泳がせすぎました。
まあ、自分も英雄王だったら、シロウがここまで成長するとは思わずに泳がせていたのかも。

「いくぞ英雄王―――武器の貯蔵は十分か」

ギルガメッシュVSシロウ。UBWのラスボスとの一騎打ちですな。
凛の魔術刻印のおかげで、リアリティマーブル「無限の剣製」発動でありますよ。詠唱を省略しすぎでしたがｗ
サーバントに力・スピード負けしないシロウをアニメで見てしまうと、現実味が無くなってしまうの気にしない方が幸せらしい。

そのあたり、映画版は短時間濃縮して表現されていたので、わかりやすいですよ。

エンディングは「Unlimited Blade Works - TrueEnd -」でした。

「Heaven's Feel」へつづく？

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