半落ち (講談社文庫) | |
横山 秀夫 おすすめ平均 女性向け?? 様々な人間模様、衝撃のラストに魅せられる 空白の2日間の行動とは? ノンフィクションじゃないんだから…… 最後の最後でやっと見える主人公の人間像 Amazonで詳しく見る |
TVで昼に放送されていた「半落ち」。最初の数分見ていたら気になり、引きずられるように最後まで見ました。
「私、梶聡一郎は、3日前、妻の啓子を、自宅で首を絞めて、殺しました」
県警捜査一課強行犯係指導官、志木和正警視は、連続少女暴行事件の捜査に当たっていた。 犯人確保の電話を待つが、かかってきた電話の内容は、上司からの「現職警察官による、妻の殺人の取り調べを担当せよ」という依頼だった。 自首してきた犯人、元警察官の梶聡一郎は、アルツハイマーに侵された妻を殺害した動機、経緯についてすべて正直に話し、事件は「完落ち」で終わるかに見えた。だが、事件が発生してから出頭するまでの「空白の二日間」について、梶は一切の供述を拒否する。 その後、家宅捜索と新聞社によって、「空白の二日間」に梶は歌舞伎町へ行ったらしい事がわかった。また、梶の自宅には「人間五十年」という奇妙な書が残されていた。 「空白の二日間」の供述をじっくりと取ればよい、と考えていた志木だが、「歌舞伎町」の悪いイメージが独り歩きすることを恐れた上層部は、保身のため、梶に虚偽の供述をさせるよう志木に強制する。
アルツハイマーの妻を殺した警察の指導官「梶聡一郎」。その2日後に自首し事件が完結するかに見えたが、出頭するまでの「空白の2日間」により半落ち。「空白の2日間」について沈黙する「梶聡一郎」。
1度見たことがあったのですが、だいぶ忘れていたので、再度見ていました。
なかなかどうして、最後はじーんと来ましたよ。