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ダイアリーを継ぐもの

それは死にも繋がる

千葉西署の調べでは、二人は同日午後から部活動の練習をしていた。他の部員二人とともに車道左端を縦一列に並んで走っていたところ、先頭の須藤さんと二番目の高橋さんが相次いで車にぶつかった。ブレーキをかけた形跡はなかった。自転車は時速五十キロ前後の速度だったとみられる。

自分の場合、50Km/hは下り坂でトップギアで出るかでないかだと思うのですが、それで転けると死亡もあり得るということか。

現場は片側三車線の見通しのよい直線道路。東京湾に注ぐ花見川河口にかかる橋に近く、周辺に幕張メッセ千葉マリンスタジアムなどの大型施設が集中している。

15号〜検見川浜あたりの見晴らしの良い海岸沿いの道だ。私も最近よく走っているところなので、更に深刻。場所によっては私のSIRRUSでも40Km/h超とかなりスピードが乗るので危険だ。

自転車のロードレースを趣味とする記者は、高橋さんと同じトラックで練習した経験がある。事故現場もよく通り、彼の死は人ごとではない。

私も、人ごとではないのだ。ビンディングをしているので、なおさらだ。この間も、日本一周手前でトラックにひかれて死んでしまった年配シアクリストもいた。
趣味が死に繋がっては元も子もないのだ。

道路左側を走る公道練習の場合、先頭のライダーが「駐車車両あり」など、前方の交通状況を手信号などで後続に知らせるのがアマチュアレーサーでも一般的だ。ただ、ある実業団クラスの元選手は「加速する際や疲労が蓄積した場合、下を向いている瞬間がある」とも指摘する。

ロードレーサーは特に前傾姿勢なので、下を見がち。私も、疲れてくるとボーっとしてくるので危ないのだ。

警察庁は今年、道交法を改正し、自転車の取り締まり強化と安全に通行できる空間の確保に乗り出した。選手が死ななくて済む環境が、早期に実現することを望みたい。

自転車専用道路。サイクリングロードと呼ばれる道は、日本の場合かなり少ない。車道の脇に自転車が走ってもよさげな道はあるものの、道によってはギリギリで車と接触しかねない。
ロードレーサーなどは、フラットな路面を求めて、どうしても車道の脇を走ってしまいがち。何かでスリップして、転倒したとき、車道側に倒れてしまったらアウトなのだ。なるべく、サイクリングロードと呼ばれる道を走った方が安全だ。もし、転倒しても、それが死に繋がる可能性も減るはずなのだ。

  • ペダルがビンディングっぽい。
  • ハンドルの曲がりがロードっぽい(特に右の自転車。手前の自転車はピストっぽく見えなくもないけど)。
  • 左の2台にリアブレーキが見える。
  • 手前の自転車のフォークの形、色がロードっぽい(というか、ピストらしくない)。

引用先の写真を見ると、そこは毎週走っている道路。だいぶ走りやすい道路だと思っている。もっとも、歩道側を走っているのだけれど。
私は死と隣り合わせで趣味を楽しんでいるのだろうか。