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ダイアリーを継ぐもの

東のエデンを観ました

今日は公休だった事もあり、積んであった「東のエデン」を観ました。
この作品は、ノイタミナ初のオリジナル作品で、更には攻殻機動隊S.A.Cのスタッフ(Production I.G)が作った作品。いずれは観たいなと思っていたのですが、なかなかにまとまった時間が取れず、更にはリアルタイムで見逃していた為、Blu-rayが積んでありました。

劇場版


東のエデン」にはTV版と映画版1と2があります。
TV版では話が完結せず、映画版へつづくようになってます。
主人公は記憶が消えていて自分が何者か分からない。そして、8億もの大金を持っている。そして話は進んでいきます。
攻殻機動隊のスタッフが作っただけあって、独特の作中俗語が出てきたり、どことなくサイバー的に臭いのする作品だったりします。
劇場版とTV版とのクォリティには大きな差は無く、TV版の延長といった感じだ。

個人的に感じたこの作品自体に込められているメッセージ
  • 労働者と非労働者(ニート
  • 若者と老害
  • 沈みゆく日本と復興への対策

現代日本の抱える問題をそれとなく問題提起しているような感じであり、視聴者層としてはこれから社会人になっていく人たちが感じるであろう事柄だろう。
TV版、劇場版共に終わり方はハッキリとはせず、視聴者に解釈は任せる的な、なんとも煮え切らない終わり方だ。
要所要所の演出というマクロ的意味ではかなり楽しめたのだが、劇場版を見終えてもなお曇模様のストーリーは勿体ないなと思う。
まぁ、スッキリする話では無いけれども、噛めばうま味の出る作品なのではなかろうか。

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