今まで「努力」という言葉の定義に違和感を感じていたけれど、以下のエントリーを読んでいてピン!と来た。
「努力」の定義についてピン!と来た点
何らかの成果が出た時、その成果を得る為にとった行動が努力として規定される。つまり、「成果が出た」時点から遡って、「努力をした」という過去が形成されるのだ。故に努力は必ず報われる
ほぼ同じことをいってるもの。
「努力すれば報われる」というのは全くのウソで、実際にはある「成功」が発生した時点からその成功者の過去を遡り、その現象をうまく説明できそうな適当な理由が発見された時、それが「努力」と定義される
「成功した者が過去にとった行動が努力」と呼ばれているから「成功した者は全て努力している」という話が出てくるということになる。
「努力」について考えてみると
目標を成功させるためには「過程」がある。
成功すれば、その「過程」が、成功に対する「努力」になる。
仕事など特にそうだろうけれど、目標設定して頑張っても結果が出せなければ「無駄な努力」と言われてしまう。
結局のところ、結果を出せるための努力(過程)の質が重要だと思う。努力が時間により解決出来る物ならばいいのだけれど、限られた時間で結果を出すとなると、努力対効果を上げなければならない。
思うに、結果を出せるいわゆる「天才」やら「秀才」と呼ばれる人は、「目標から結果を出す為の近道」を探すのが上手いのだろう。成功を繰り返す事で、成功への何をすべきかが見えているのだと思う。
ちなみに「努力」を辞書で調べると
ど‐りょく【努力】
目標実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること。「休まず―する」「―家」
ど‐りょく【努力】〘名・自サ変〙
[類語分類]努力/努力
ある目的を達成するために、気を抜かず、力を尽くして励むこと。「環境対策に─する」「─が報われる」「─家・─賞」明鏡国語辞典 (C) Taishukan, 2002-2007