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ダイアリーを継ぐもの

シンクライアントは増えている

大和証券は、現在全社で利用している約1万3000台のクライアント・パソコンのうち1万台を撤廃。シンクライアント導入に踏み切る

シンクライアント、使う前まではかなり滅入っていたが、慣れればまずまず。一度に複数台を操作することも出来て便利ではある。

1つは,初期導入費用がまだ高いこと。シンクライアントを利用するためには,シンクライアント端末と,端末の画面情報などを端末に送り込むためのサーバー側設備が必要になる。採用するシンクライアント製品にもよるが,比較的新しい技術であることもあり,価格は決して安いとはいえない。専用端末であれば1台当たり15万〜20万円程度と,低廉化が進むパソコンに比べて高価である。

2つめは,実際にパソコンからシンクライアントに移行した場合の,業務への影響度が分かりにくいことだ。自社で開発したアプリケーションがシンクライアントでも動作するかどうかは,あらかじめ検証して確認する必要がある。また,パソコンに直接接続して使用している業務プリンタや,ICカード・リーダーなどのデバイスは,シンクライアントでは動作しない可能性がある。シンクライアントに移行することで業務システムに変更が生じるならば,それによる業務への影響度を見極めて導入しなければならない。

3つめは,ブレードPCや仮想化といった比較的新しい技術を使っているシンクライアント・システムを運用するには,パソコンとはまた別のノウハウが必要になることだ。シンクライアントのサーバー側設備がダウンすると,シンクライアント端末は使用できなくなる。つまり,業務システムのサーバーがダウンするのと同様,業務全体が止まってしまう恐れがある。シンクライアント・システムは,業務システム同様の運用レベルが求められるのだ。

1の値段のことは会社の問題。安ければ、自宅に1つ欲しいくらい。
2は開発レベルで検証が多くなる問題。シンクライアントによる問題なのかの検証が必要になってくる。
3はリモートデスクトップとサーバーの観念が分かっていれば大丈夫。クライアントの電源は切っても良いが、サーバーは再起動までにしないと面倒なことになる。


Google Trends: シンクライアント